領域8(強相関電子系分野)ホームページ

2014年秋季大会 (中部大学、2014年09月07日-10日)インフォーマルミーティング議事録

開催日時:2014年9月9日(火)13時00分 ~ 14時00分					
開催場所:中部大学BG会場
出席者
門野良典(KEK)、遠山貴己 (東理大理)、小形正男(東大院理)
現運営委員(2013/10-2014/09):大成誠一郎(岡大理)、柏木隆成(筑波大数物)、
與儀護(琉球大理)、渡辺忠孝(日大理工)
現(次期)運営委員(2014/04-2015/03):三宅厚志(東大物性研)、鈴木通人(理研)、
望月維人(青学大理工)、米澤進吾(京大院理)
次期運営委員(2014/10-2015/09):川崎慎司(岡大理)、酒井志朗(理研)、
卞舜生(東大院工)、浅井栄大(産総研)

13時30分前後の出席者数 21名(上記運営委員含む)


◯議題
1.2014年秋季大会サマリー
1-1. 領域8からの提案シンポジウム
  9月8日14:00 ~ 17:25 BA 重い電子系化合物の新展開
9月9日14:00 ~ 17:20 BH コバルト酸化物のスピンクロスオーバー現象の新展開
				(領域8、領域3、領域5合同)

1-2. 他領域との共同提案シンポジウム
  9月7日14:00 ~ 17:30 BA Odd-frequency pairing -current status-
				(領域4、領域6、領域8合同)
  9月9日9:30 ~ 13:00 BH 光で制御する量子多体系・スピン系のダイナミクス
				(領域1、領域3、領域5、領域8合同)

1-3. 領域8からの企画・招待講演
  9月7日14:00 ~ 14:25 BD 高圧合成法を活用した鉄ニクタイドおよび新規超伝導体の開発
伊豫彰

1-4. 他領域との共同提案企画・招待講演
  9月8日9:30 ~ 10:00 BA  ダイヤモンド鎖化合物アズライトの実験の進展
菊池彦光(領域3、領域8、領域11)
  9月8日10:00 ~ 10:30 BA  ダイヤモンド鎖化合物アズライトの理論の進展
岡本清美(領域3、領域8、領域11)
  9月9日14:00 ~ 14:30 AH フラーレン化合物における超伝導−モット絶縁体転移の実験的研究
笠原裕一(領域7、領域8)
  9月9日14:00 ~ 14:30 AH フラーレン化合物における超伝導−モット絶縁体転移の理論的研究
有田亮太郎(領域7、領域8)


2.領域委員会報告(2014年5月21日(水)、11:00 ~ 18:00)
2-1. シンポジウム、企画講演
・「コバルト酸化物のスピンクロスオーバー現象の新展開」の提案について
「はじめに」の公演時間が7分と中途半端であり、引き続く講演開始時間、休憩時間も半端な時刻となっている。休憩時間の
開始時刻を他のプログラムと揃えるためにも、「はじめに」の講演時間を10分とするなどし、各講演開始時間も適宜調整して
再提案するという条件で採択された。

・「重い電子系化合物の新展開」の提案について
2名の登壇者が同じ研究機関(東大物性研)の所属であることが問題視された。議論の結果、両名は独立した研究室を主宰し
ており、今回の講演内容についても他の研究者では置き換えられないという特別な事情があることを理解し、例外として認め
ることとした。ただし、提案書に例外的取扱いを必要とする理由を明記する修正を施して再提案することを採択の条件とした。

・領域合同開催について
提案内容が他領域との合同開催を含む場合、事務局から領域代表に提案内容が連絡されるが、その扱いについて曖昧であったの
で、今後は「提案を受けた領域の代表は内容を検討し、問題
がある場合に限り(事務局経由で)提案元の領域代表に連絡・調整に入ること」とする。(合同開催について代表間で直接他領
域への要請・承諾のプロセスは踏まなくてよい。また、連絡がなければ「合同開催に問題はない」という意思表示とみなす。)

・提案内容の調整期間を設けることについて
素核宇ビに倣い、今後は各提案の受付を締め切った後、各領域で提案内容の点検・調整を行う期間を設ける。この間に提案間の
内容の重複、講演時間、登壇者所属等あらかじめ定められたルールを満たしているかどうかの確認を行い、必要に応じて提案者
と協議しながら提案の修正を行う。

2-2. 概要集の電子化について
・学会理事より、講演概要集を完全電子化(紙版を廃止)することについて提案がなされ、そのメリット・デメリット、および大
会運営との関係等が議論された。議論の中で、現在の講演概要集販売による黒字で大会運営費の赤字(400万円/回)を補てんし
ている実態が明らかにされたことから、領域委員会としてはまず運営費の赤字解消のための大会参加費値上げと概要集の完全電子
化のコストの問題は切り分け、その上で電子版講演概要集の頒布条件について更なる検討をお願いすることとした。(これまでの
実績では参加費は1000円程度の値上げが必要とのこと。電子版概要集については、希望者から(1000円程度の?)追加料金を徴収
し、すべての概要にアクセス可能にすること軸に検討中。) → 詳細は会誌8月号会告(581ページ〜)を参照

・なおこの際、本領域から出ていた原稿の電子版ウエブ配信の不便なところについても注意を促し、改善をお願いした。

2-3. その他
・物性領域略称について
領域8の略称「強相関系」は、それだけでは他領域からみて必ずしも研究対象が明確ではないので、後ろに括弧付きでいくつかの
キーワードを表示してはどうか、という意見があった。→ 議題6

・年次大会の登壇回数制限に抵触する登壇者交代について
1)講演申し込み後、大会前日までにやむを得ない理由で予定の登壇者が登壇できないことが判明した場合については、領域代表
に許可を得るとともに事務局に連絡を入れる。
2)大会当日については、領域代表に連絡できない場合にはセッションの座長に許可を得るとともに事務局に連絡を入れる。領域
代表に対しては事後報告を行う。
3)「当日登壇がほぼ不可能と分かっていて申し込む」等の行為については、現時点では特段の措置を講じない(会員の良識にゆ
だねる)。なお、プログラム印刷段階で既に「講演取り消し」となっている講演については、以降の講演開始時間を自動的に繰り
上げる方向で検討されることになった。次回に実施する場合、プログラムに「講演取り消し(以降繰り上げ)」等の表記で講演開始
時間の変更を明示する。また、当日の取り消しについては繰り上げを行わないことも同時に周知徹底することとなった。

・写真撮影の禁止について
基本的にはマナーの問題と捉え、発表者への断りなしの撮影は「原則禁止」とする。なお、
周知不足との指摘については、今後改めて学会から会員に連絡を行う。


3.新領域運営委員の紹介
・2014年10月からの新しい運営委員が紹介され、自己紹介した。
磁性 川崎慎司(岡大理/実験)
磁性 酒井志朗(理研/理論)
低温 卞 舜生(東大院工/実験)
低温 浅井栄大(産総研/理論)


4.2015/4-2016/3任期の領域運営委員の推薦および承認
・2015年4月から2016年3月までの(次次期)運営委員として以下の4名が推薦され承認された。
磁性 谷田博司(広大院先端物質/実験)
磁性 松浦弘泰(東大院理/理論)
低温 酒井英明(東大院工/理論)
低温 町田洋(東工大理/実験)

★小林義明氏(名大理)の後任(低温)の推薦および承認は先送り。
 後日、後任を選んでもらい、その承認を領域代表・副代表、および領域運営委員に一任することとなった。


5.合同セッションについて
・各合同セッションの現状
1)マルチフェロイクス(領域3):
主領域が学会ごとに交代。今学会は領域8が主領域であった。(次回は領域3が主領域。)
2)電界効果(領域7):
今学会では領域7より2件の講演を領域8に移動し、1セッション中の半分を合同セッションとした。
3)トポロジカル表面(領域4、9):
主領域は領域9。今学会では領域8から移動した講演は無かった。

・講演募集要項中の「合同セッションのある領域」欄の改変について 
以下の文面(ここでは「トポロジカル表面」を例として表記)を、募集要項中の「合同セッションのある領域」欄に表記すること
が承認された。

******************************
合同セッションテーマ:トポロジカル表面
関係領域:領域4(半導体・メゾスコピック系・局在)、領域8(強相関系)、領域9(表面・界面、結晶成長)

トポロジカル表面に関連する講演については合同セッションを設ける。合同セッションの講演希望者は、領域4のキーワード
「(9)トポロジカル絶縁体・トポロジカル超伝導体」、領域8のキーワード「(87)トポロジカル物質」、領域9のキーワード
「(75)トポロジカル表面」を選択し、要旨欄に「領域4&8&9合同セッションを希望する」と記入すること。

なお、プログラム編成上、合同セッションに関するご希望に添えないこともあります。
******************************

★各合同セッションの領域8のキーワード
1)マルチフェロイクス:「マルチフェロイクス」
2)電界効果:「電界効果」
3)トポロジカル表面:「トポロジカル物質」


6.領域名称表示について
領域委員会での意見:
領域8の略称「強相関系」は、それだけでは他領域からみて必ずしも研究対象が明確でない。
領域代表からの提案:
表示を「強相関系」→「強相関電子系」に変更。
 メリット:「電子」を入れることで、対象がより明確になる(大部分の講演は電子系を研究対象としている)。
デメリット:冷却原子系の講演が出しにくくなる。

領域名称表示を「強相関系」から「強相関電子系」に変更することが承認された。


7.その他
7-1. 運営委員2014年10月 ~ 2015年3月の役割分担(会議後の報告)
三宅厚志/鈴木通人/小林義明/望月維人/米澤進吾
:運営委員代表 小林義明
:運営委員副代表 鈴木通人
:メーリングリスト担当  望月維人
:書記担当 三宅厚志