領域8(強相関電子系分野)ホームページ

第67回日本物理学会 (関西学院大学、2012年03月24日-27日)インフォーマルミーティング議事録

開催日時:2012年3月26日(月)18時15分〜19時30分
開催場所:関西学院大学西宮上ケ原キャンパスYF会場
出席者:
播磨尚朝(神戸大理)、本山岳(兵県大物理)、松浦直人(東北大金研)、脇本秀一(原子力機構)、柳沢達也(北大理)、
仲島康行(東大工)、手塚真樹(京大理)、山地洋平(東大工)、大橋琢磨(阪大理)、服部一匡(東大物性研)、松本洋介(東大物性研)、
榊原俊郎(東大物性研)、小形正男(東大理)、柳瀬陽一(新潟大理)、鬼丸孝博(広大先端)、石坂香子(東大工)

○議題

1.第67回年次大会サマリー
1-1 領域8からの提案シンポジウム
3月24日 13:30 〜16:35 YD 物理学における新・元素戦略 (領域8,領域3,領域4,領域7,領域9,領域10)
3月25日13:30 〜17:00 YD 新物質が切り拓く次世代の強相関物性科学 (領域8,領域3,領域7)
3月26日13:30 〜17:00 YD 「鉄系超伝導研究の進展」−超伝導研究の新段階をめざして− (領域8)
1-2 他領域との共同提案シンポジウム
3月25日13:30 〜16:45 BL 凝縮系における超高速現象とコヒーレント物質制御への展開;光化学反応から光誘起相転移まで (領域5,領域4,領域7,領域8)
3月25日13:30 〜16:50 BC 奇周波数クーパー対の物理 (領域6,領域8)
3月25日13:30 〜16:55 SA スピン変換の物理とその関連現象 (領域3,領域4,領域8)
1-3 領域8からの招待講演・企画講演・チュートリアル講演
3月25日  9:00 〜9:45 YB 重い電子系の物質開発の現状と将来 大貫惇睦 阪大院理 (領域8,領域3)
3月26日 13:30 〜14:00 YB Thermal transport in strongly correlated multilayers; Zlatic Veljko; Institute of Physics Zagreb (領域8)
3月27日 9:00 〜 9:30 YA 第一原理電子状態計算による鉄系超伝導体関連物質の研究 石橋章司 産総研ナノシステム (領域8)
1-4 他領域からの共同提案の招待講演・企画講演
3月25日 13:30 〜14:30 CE 構造物性の歴史 −誘電体の構造相転移を中心として− 野田幸男 東北大多元研 (領域10,領域8)
3月26日 13:45 〜14:30 AD 酸化物量子井戸構造における強相関電子の量子化状態 吉松公平 東大院工 (領域5,領域8,領域9)

2.領域委員会報告(H23年11月)
★シンポジウムや招待講演で自薦等の提案規則違反が散見されたので注意が必要。
★「物理と社会」のシンポジウムに関しては、申請し許可があれば重複登壇が可能。
★追加講演は、重要な発見の場合に限り、運営委員が承認すれば可能。現在は、春季・秋季大会のみ追加講演が可能であるが、これは要検討。
(講演時間を引き延ばすことが目的の連続講演は好ましくない)
★シンポジウム開催に関する運営委員からの希望[次回領域委員会で検討希望]
・  シンポジウム開催希望日の提出に関して、現在は、日のみ指定可能であるが、午前、午後の区別も指定できるようにした方が良いのではないか。
・  プログラム編集会議の前に、シンポジウム開催日程に関して、他領域運営委員と日程調整できるようにするべきではないか。
 プログラム委員会での作業内容について、以前よりいろいろと改善を申し入れているが、それについてはかなり改善されていると、実際に編集にあたった運営委員から報告があった。

3.H24年3月受賞若手奨励賞の紹介
(詳細略)

4.新領域代表の紹介(2012年4月から2013年3月)
榊原俊郎(東京大学物性研究所)

5.新領域副代表の紹介(2012年4月から2013年3月)
小形正男(東京大学大学院理学研究科)

6.新領域運営委員の紹介と役割分担
 2012年4月からの新しい運営委員が紹介された。
松浦直人(東北大金研)/手塚真樹(京大理)
松本洋介(東大物性研)/山地洋平(東大工)
 2012年9月までの運営委員の役割分担は次の様に決まった。(会議後の報告)
鬼丸孝博:インフォーマルミーティング議事録
柳瀬陽一:領域運営委員代表
石坂香子:領域運営委員副代表
仲島康行:メーリングリスト、ホームページ

7.次期領域副代表の推薦・承認
門野良典(KEK)が2013年4月からの領域副代表に推薦され承認された。

8.2012/10-2013/9任期の領域運営委員の推薦と承認
 2012年10月から2013年9月までの運営委員がとして以下の4名が推薦され承認された。
柳澤達也(北大)/宇田川将文(東大工)
幸坂祐生(理研)/永井佑紀(原研)

9.物性分野領域の略称表示の提案について
 領域委員会から以下の様な理由で略称表示について意見が求められた。
・領域再編のためにも番号表示は好ましくない。
・領域名からその領域の内容が分からない
・略称は5文字まで
・キーワードは24文字まで(キーワードは補足説明であり、その都度変更可能)
 領域8からは
強相関系(高温超伝導、鉄系超伝導、強相関f電子系)
として提案することが了承された。

10.領域MLの運営について(領域委員会に提案)
 現在、スタッフメーリングリストを理研、全体のメーリングリストを東北大で運営しているが、これは学会が運営すべきであると以前から提案している。
これについて、2011年5月の領域委員会で「領域MLについて、以前から学会での運営希望が多く出されていたが、学会での運営は難しいため、
必要がある領域については、学会での費用負担が出来るようにする事とした。」となっている。この件について検討したが、領域毎に外注しては効率的ではないし、
今後の領域再編にも大きな支障が出るので、学会事務局が全領域のMLをまとめて外注することを提案することとした。
 領域のMLについては多少管理が甘くても運用の便宜を図った方がよいと言う意見が多く、例えば、学会員以外がメーリングリストのメンバーになる可能性があるが、
それを排除しなくてもよいのではないか。(MLに参加する上で会員かどうかを点検しない、という意味である)

11.学会プログラムと概要集について(領域委員会に提案)
・概要原稿pdfのダウンロードをセッション毎や検索結果ごとなど、一括ダウンロードできるようにして欲しい。
・プログラムの掲載順や講演番号のつけ方について、会員の声を聞いてよりよいものにして欲しい。
 [表記順について]セッションは午前と午後に分かれているのに、プログラム冊子(学会誌増刊号)においては、日付→領域→午前・午後 という分け方になっている。
これでは、【異なる領域の同じ時間帯のセッションの間に、別の時間帯のセッションがあって使いにくいので、】日付→午前・午後→領域という分け方のほうが
良いのではないか。さらに概要集のタイムテーブルの欄に概要の先頭のページが合った方が使いやすい。(現状はタイムテーブルでセッションを確認してプログラム
を見て初めて概要掲載のページが解る)
 [表記法について]さらに、ウェブのプログラム検索機能等との連携も考慮して、【講演番号の付け方についてもう少し工夫して欲しい。】これは、複数の会場の講演
を聞きたい時にその講演番号を検索して取り込んでソートした時に順番に並ぶと良いと言う事である。

(具体的な提案)現行は

[日][a/p][会場名][講演順]

だが、例えば、まず[講演順]は数字2桁(1桁は前に0を付けて、07様に表わす)として、

[日][a/p] [講演順] [会場名]

の方が順番に並べやすい。さらに、講演番号は会場での講演順ではなく開始時間が解るようにと、例えば午前は 9 時から、午後は 13 時から 5 分ごとに 00, 01, ... 
と割り当てれば、例えば24日の午前にXQ 教室で 9:40 から 15 分ずつの講演があるならば、24aの時間帯になるので、24a08XQ, 24a11XQ, 24a14XQ, ...
 26日の午後にYR 教室で 13:30 から5分のシンポジウムの趣旨説明、その後 30 分ずつの 6 講演が、中間に 15 分休憩をはさんであるならば
26p06YR, 26p07YR, 26p13YR, 26p19YR, 26p28YR, 26p34YR, 26p40YRとなる。(ポスターは2桁の数字の部分をP121等としておけば問題ない)
 さらに、[日][a/p]についても、連続したアルファベットを付けるなど(24aをA、24pをBなど:これについてはプログラムの表紙・ページ上端の見出しに印刷する
などの工夫が必要だが)短くする工夫があってもよい。
 講演番号のつけ方についてはいろいろな考え方があると思われるので慎重に検討すべきだが、是非、改善策を検討して欲しい。