領域8(強相関電子系分野)ホームページ

第61回年次大会:2006年春季大会(愛媛大学-城北キャンパス・松山大学-文京キャンパス、2006年3月27日-30日)議事録

開催日時:3月29日18:00−19:00 
場所:WL会場 

○プログラム委員会等報告 
*シンポジウム、招待講演について報告 
・今回のシンポジウム(2件): 

 「f電子化合物の多極子秩序における新展開」 

 「エキゾチック超伝導体」 

・今回の招待講演(4件):  

 「Inelastic X-ray scattering study of 
 electron-phonon coupling in superconductors」 
 Alfred Baron(SPring-8/JASRI) 領域5,10,8 

 「有機導電体θ型(BEDT-TTF)塩の開発  
 −構造と物性の相関−」 
 森初果(東大物性研)領域7,8 

 「有機導体における巨大非線形伝導 
 ―有機サイリスタ―」 
 寺崎一郎(早大理工)領域7,8 

 「f電子系における多極子秩序の微視的理論」 
 久保勝規(原子力機構先端研) 領域8 

○新世話人の承認、紹介 
*新世話人の紹介 
(任期:2006年5月−2007年4月) 
 奥田哲治氏(鹿児島大):低温 
 渡辺真仁氏(東大):磁性 
 有田亮太郎氏(理研):低温 
 寺嶋太一氏(物材機構) :磁性 
 の4氏が紹介された。 

*次期世話人の承認 
(任期:2006年11月−2007年10月) 
 辺土正人氏(東大物性研):磁性 
 川又修一氏(阪府大工):低温 
 永崎洋氏(産総研):低温 
 の3氏が次期世話人として承認された。 

○仕事分担 
・世話人の代表責任者:梅原氏 
・HP管理:有田氏 
・ML管理:楠瀬氏、有田氏 
・議事録:溝川 

○プログラム編集について 
 「領域8内で関連するセッション(シンポジウム、 ポスターを含む)がパラレルになっ
ていることが多く、プログラム編集を工夫するべき」という反省点が倉本領域代表より指
摘された。今回は会場数が少なく予備の会場がほとんどなかったこと、 総合講演のために
半日少ないこと、の2つの要因で関連するセッションが重なることを避ける自由度が 小さ
かった。さらに、領域3、領域5から関連するセッションが重なることを避ける要請があ
り、 今回はプログラム編成に苦慮した経緯が世話人より報告され、今後の解決策について
議論した。領域間の問題については、領域代表会議で確定したシンポジウム日程の全領域
分の情報を世話人に送り、世話人が編成会議の前に他領域の世話人と調整することで改善
を目指す。領域8内でのセッションの重なりについては、できるだけ多くの会場を確保し、
トピックスの変化に柔軟に対応しながらセッションを編成するように努力する。 

○JPSJについて 
 倉本領域代表より、大会初日に行われたJPSJ編集委員会のプレゼンテーションの内容が
紹介された。 

○若手を対象とした物理学会の賞について 
 物理学会から配布された若手奨励賞実施要綱に基づいて、領域8内でのルールについて
議論した。議論の結果、 
 1)対象は学術論文とする(JPSJ以外でも可)。 
 2)自薦他薦を問わず一人1件として推薦を募る。 
 3)前領域代表、現領域代表、現領域副代表(次期領域代表)、次期領域副代表の4名か
らなる審査員会で審査・決定する。 
 というルール案を作成した。夏までにはルールを決定し、秋に募集要項を出す予定。 

○その他 
 一部の会場で、プロジェクターが正確に色を出力できない不具合があったことが報告さ
れた。プロジェクターに不具合が発生した場合、予備のプロジェクターがあるので、会場
のアルバイターに連絡して交換する。 
 また、大きな会場にもかかわらずスクリーンが小さく、後方の席から見えないというケ
ースが報告された。