領域8(強相関電子系分野)ホームページ

2005年春季大会(東京理科大学-野田キャンパス、2005年3月24日-27日)議事録

開催日時:3月26日18:30−19:30
場所:WM

○プログラム委員会等報告
*シンポジウム、招待講演について報告
・シンポジウム: 定常・パルス中性子が拓く21世紀の物理
シンポジウムの応募が1件と少ないのは問題である。領域8だけでも5件程度の応募から2-3件採択するのが理想的である。合同シンポジ
ウムも考えればさらに採択数を増やすことが可能。

・招待講演: 
T.A. Holmes	阪大極限センター	Valence fluctuation mediated superconductivity at high pressure in CeCu2Si2	領域8
辛埴	    東大物性研	    超高分解能光電子分光が切り拓くエキゾチック電子系の研究	領域8
N. Bulut	Koc Univ., Turkey	QMC study of the pairing interaction in the two-leg Hubbard ladder	領域8
田中良和	理研	        希土類磁性体における多重極子秩序の直接観測	領域3, 領域8
組頭広志	東大院工	    PLD法により作製した強相関酸化物超格子および界面のin-situ光電子分光	領域5, 領域8
後藤輝孝	新潟大理	    カゴ状化合物のラットリングとトンネリング	領域10, 領域8

招待講演については応募7件中4件採択と理想的で良かった。領域8だけで4件程度採択。今回は合同招待講演として2件採択された。
もう少し応募数を増やす努力が必要である。

*論文賞について
推薦数が少ないので、世話人が働きかける必要がある。学会へ推薦する論文を絞る際、早めに領域代表、世話人の間で話し合いを行う。

○領域代表、副代表及び世話人の承認、紹介
*次期領域代表の承認(任期:05年10月-06年 9月)
高木英典氏(東大新領域)の後任:--倉本義夫氏(東北大理)

*次期領域副代表の承認(任期:05年10月-06年 9月)
〔次期領域代表(任期:06年10月-07年 9月)〕
倉本義夫氏(東北大理)の後任:--前野悦輝氏(京都大理)

*新世話人の紹介(任期:2005年5月−2006年4月)
 小林達生氏(岡山大理)の後任:--梅尾和則氏(広大先端物質):磁性
 楠瀬博明氏(東北大理)の後任:--武藤哲也氏(島根大総合理工):磁性
 兼安洋乃氏(兵県大物質理)の後任:-- 池田浩章氏(京大理):低温
 沖本洋一氏(産総研)の後任:-- 宮坂茂樹氏(東大工):低温

*次期世話人の承認(任期:2005年11月−2006年10月)
稲田佳彦(岡大教育)の後任:梅原出(横国大工):磁性
西嵜照和(東北大金研)の後任:町田昌彦(原研計科技セ):低温
柏谷聡(産総研)の後任:溝川貴司(東大新領域):低温

○仕事分担
・世話人の代表責任者: 西嵜照和氏
・議事録: 宮坂茂樹氏
・HP 管理: 武藤哲也氏
・ML管理:: 楠瀬博明氏
・ML登録承認: 武藤哲也氏


○領域8ホームページ及びメーリングリストの運用について
・領域8HPへ書いてあるML登録ページへのアクセス方法が分からない人がいるので、リンクについての説明文をMLに流した
領域8ML(現在登録数250人)への参加者を増やすために、MLの宣伝活動を世話人が行う。(それでも登録数が増えないようなら、
領域8で学会発表した人を強制的にMLに登録するなど対処を考える。)目標登録数は500人。

○学会開催に関して諸処
*プロジェクターによる講演について
トラブル報告---切り替え器故障。画面への切り替えの際、サイズが合わない等のトラブル。セルフサービスとはいえ、パソコンからプロジェクター
への画面切り替えがうまくいかないなどトラブルがある時は、座長の負担が大きい。

*次回学会でのプロジェクターの使用
次回から使えるかどうか分からない。会場により使える場合とそうでない場合がある。部屋によって不公平が生じると思われる。
次回から、世話人は部屋の希望を学会に提出する際に、プロジェクターが使える部屋かそうでない部屋か確認し、これを考慮して希望を出す
ようにする。
領域8としてはプロジェクターによる発表を行えるよう学会に働きかけていく方向。ただし、費用については、プロジェクターを使う人から
個々に徴収するよりも学会の参加費用に含み、全体的に徴収するという方が発表者からの抵抗が少ないと考える。
液晶プロジェクターのレンタル料が高いので、参加費用にどの程度影響があるかは、今後見守りたい。

○プログラム編集
・海外からの飛び入りやシンポジウム、特別講演提案に関し、JPS独自で取り決めがあるようなので、まずJPSに問い合わせをして対応したほ
うが無難。
学会では、参加登録締め切り後の講演応募について、年会では受け付けないが、分科会は受け付け可能である。これいついて、やむ終えない
理由がある場合に、学会開催日より一週間前まで受け付ける。
シンポジウム、特別講演については、締め切りが二つある。一つ目はホームページでの応募締め切り、次に世話人から学会へ推薦する締め切
りである。ホームページでの応募締め切り後、学会に推薦するために世話人の間で話し合いが行われるが、この間応募されたものは、学会提
出直前は厳しいが対処出来る時までは出来るだけ受け取る。

・やむ終えない理由で講演順序変更を申し出る講演者がいる場合(例:同一研究グループ内での順序変更、自分の発表講演が重なっていた場
合等)は、学会開催日より一週間前まで受け付ける。この場合、他のセッションへの移動は学会では認めていないので、同じセッションの最
後に順番を変えるなど。

・英語講演を一般講演に取り入れる場合の発表時間について
英語講演は20分であるが、英語講演の登録者が少ない等の理由で一般講演に含める場合、現在学会では20分のままで一般講演に組み込ん
でいる。終了時間が変則的になるなどあまり良いとは思えない。このため英語講演を一般講演に組み込む場合は講演時間を15分にしてもら
うよう、学会に働きかける。

・合同、他領域と領域8間でのシンポジウムと一般講演の発表者の重なりに注意
領域代表はシンポジウム、特別講演が学会で承認されたら、関連する領域の情報を世話人に伝えることでプログラムの重なりを回避する。
また、シンポジウム、特別講演の応募ページの情報は、他の領域の応募についても世話人は見ることが出来るので、各自確認して、自分の担
当セッションの発表者に気をつけてプログラム編集を行う。

○参加登録
*英語プログラム
参加登録時、講演題名、氏名、所属--機関等日本語に加え英語での記入を行ってもらい、これを編集して学会で英語プログラムを作ってもらうよう
学会に要請する。

*登録時のキーワード
現時点で、以下のようにキーワードを改変した。
多少、キーワードに統一性がないのは、プログラム編集を考えてのことである。世話人がプログラムを組む際、間違いなく素早くプログラム
を組むためのキーワードなのでこれについてはMLなどで説明をし、領域8で発表される皆様に理解頂ければと考える。第二キーワードについ
ては、世話人の分担作業も含め、改善の余地があると考えられるので、実際編集作業で気付いたときに、世話人で見直す。

・第一キーワード(研究分野)
(1) 遷移金属系
(2) 炭化・硼化物、有機物系
(3) 希土類・アクチナイド系
(4) 磁束量子系
(5) その他

・第二キーワード(対象物質)
(21) 銅酸化物
(22) ルテニウム酸化物
(23) マンガン酸化物
(24) コバルト酸化物
(25) パイロクロア・スピネル酸化物
(26) 炭化・硼化物
(27) 有機物
(28) スクッテルダイト化合物
(29) 希土類化合物
(30) アクチナイド化合物
(31) その他

第三キーワードで理論は理論セッションと実験セッションでの講演に分けられる。分科会では、一人のひとが複数講演する事が認められてい
るので、両セッションで講演が重ならないように注意する。

○JPSJについて
JPSJ編集委員長の斯波氏からのレター配布